「すすきので飲食店を続けられる人・少し苦しくなる人」の違い
- オーナー様向け
こんにちは、㈱ヒルズ小野です。
今ブログから数回に渡って日本三大繫華街の「すすきの」についてお話しします。
すすきので飲食店を運営している方とお話ししていると、こんな言葉を聞くことがあります。
- ・立地は悪くないはずなんですが…
- ・人通りは多いのに、思ったより大変で
- ・家賃がだんだん重く感じてきました
すすきのは、全国的にも知名度があり、人の流れも多い街です。
それだけに「出せば何とかなる」というイメージを持たれがちですが、
続いているお店と、苦しくなってしまうお店には、いくつか共通した違いがあります。
この記事では、経営や集客の話ではなく、あくまで「立地・物件」を見てきた不動産屋の目線で、すすきののリアルをお伝えします。
◆すすきので飲食店を続ける難しさと面白さ
すすきのは、人通りが多く、夜も明るく、飲食店にとって魅力的に見える街です。
一方で、
・お店の入れ替わりが早い
・流行の変化が分かりやすい
・良くも悪くも結果が出やすい
という特徴もあります。
つまり、すすきのは「うまくハマると続きやすいが、ズレると一気に苦しくなる街」とも言えます。
◆「続いている店」の共通点
長く続いているお店を見ていると、
必ずしも派手だったり、大きく当たっていたりするわけではありません。
むしろ多いのは、次のようなお店です。
家賃と売上のバランスを冷静に見ている
「この場所ならこれくらいまで」という判断を感覚だけでなく、現実的に考えています。
多少人通りが少なくても無理のない家賃の物件を選んでいるケースが多い印象です。
◆立地を“イメージ”だけで決めていない
「すすきのだから大丈夫」「メイン通りだから安心」ではなく、
- ・どんなお客さんが通るのか
- ・どんな時間帯が強いのか
- ・自分の業態と合っているか
をきちんと考えています。
◆物件の弱点を理解したうえで使っている
入口が分かりにくい、階段がある、少し奥まっている。
そういった点を理解したうえで、
無理にカバーしようとせず、活かし方を考えているお店は、結果的に安定しやすいです。
◆逆に、少し苦しくなりやすいケース
もちろん、最初は順調だったお店でも、だんだん負担が大きくなるケースもあります。
よく見かけるのは、こんなパターンです。
・人通りだけで選んだ高家賃物件
・目立つ場所、メイン通り
確かに魅力はありますが、家賃が売上に対して重くなりすぎると、続けるのが大変になります。
◆席数・広さが実態に合っていない
「広いほうがいい」「席数が多いほうが安心」と思って選んだ結果、
- ・回転が追いつかない
- ・人件費が重くなる
- というケースも少なくありません。
◆「前の店が良かったから大丈夫」という判断
居抜き物件でよくあるのが、
「前の店は流行っていた」という理由だけで決めてしまうことです。
実際には、前の店と今の業態・客層が合っていないことも多くあります。
◆すすきのの立地は「通り」より「相性」
すすきのでは、必ずしもメイン通りが正解とは限りません。
- ・ビルの中
- ・2階以上
- ・少し外れた通り
でも、業態や価格帯によっては、その方が合っているケースも多くあります。
大切なのは、「人が多いか」より「合う人が来るか」という視点です。
◆出店・移転時に意外と見落とされがちなポイント
飲食店の物件選びで、後から効いてくるポイントもあります。
- ・家賃以外の固定費(共益費・看板代など)
- ・営業時間と周辺の人の流れ
- ・同じビル・近隣店舗の業態
これらは、最初に整理しておくだけで、判断がかなりしやすくなります。
◆飲食店経営者の方へ伝えたいこと
お店がうまくいかない=経営が悪いではない、ということです。
「この場所が合っていないだけ」というケースも、本当に多くあります。
少し早めに整理するだけで、
- ・続ける選択
- ・移る選択
- ・条件を見直す選択
が見えてくることもあります。
◆まとめ|すすきのでは「無理をしない立地」が強い
すすきのは、大きく当てることもできる街ですが、
続けられるかどうかが一番大切な街でもあります。
- ・身の丈に合った家賃
- ・業態と合った立地
- ・無理のない固定費
これらを意識するだけで、結果は大きく変わることがあります。
すすきのでお店を続けていく中で、「この立地で合っているのか?」
と感じることがあれば、それは自然なことです。
不動産屋の立場から、
立地や物件の整理をお手伝いできることもあります。
出店・移転・更新前のちょっとした確認でも構いません。
気になる点があれば、お気軽にご相談ください。
